2013年6月4日火曜日

木の生活道具 甲斐のぶお工房



甲斐のぶおさんを紹介します。
湯布院に近い山間に工房を構え、竹や木を使って、器やカトラリーを作っています。

素材が持つ性質を理解して、使い心地の良いものを目指すといった姿勢は、とても好感が持てます。見習いたいところですね~。

竹の涼しげな感じは、軽さと相まって季節で言えば、夏に良く合う。生活道具を時期によって使い分けるって、なかなか出来ることじゃないし、もっと言えば、思ってもいなかった。
心と懐に余裕がないと思いつかないかも。
いや、逆に言えば、生活道具にちょっと気を回すことが余裕のある人生に繋がっているのかも。


工房は、こんな感じ。
敷地の境界線に壁はありません。
木々に囲まれた広場という風情。

うらやましい環境ですね~。
製作に集中できるんじゃないかと思います。

僕の友人の写真家に、事務所は東京、暗室は八ヶ岳って人がいるんだけど・・・・。
頭と心の切り替えが自然にやれそうですね。

もっとも、甲斐さんは、ずっとここにお住まいです。ちょっと事情が違いますね。


 
 木のことを話していると、楽しそうでした。
木が好きなんでしょうね。




今、開発中のまな板だそうです。

軽くて不思議な感じがしました。
下の写真のように、竹を集積して、板状に削っていったそうです。
竹の断面が、面になってる新鮮さ。

使い終わったら、ちゃんと干さないとですね。
キッチン周りも、清潔に保たないと~

使う道具から、日々の生活スタイルが変わる。
ものに教えられるってのも、ありだね。
力のある道具は、人に影響を与える。
なんとなくそんなことを感じながら取材しました。

甲斐のぶお工房
http://www.kainobuokoubou.com/
                      

文責・水谷充

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